鼻の病気

鼻の病気

アレルギー性鼻炎
鼻のアレルギーにより鼻の粘膜が腫れ、鼻水が分泌されます。鼻閉感(鼻が詰まる感じ)、鼻水、くしゃみ、鼻のかゆみ、、息苦しさを訴えることがあります。
アレルギーの原因は花粉やダニ、ホコリ、動物の毛、虫の鱗粉などが知られています
*アレルギーと花粉症は違う病気だと思っている方がいますが、花粉によるアレルギーを花粉症と言います

2~3月頃の花粉症と言えばスギ花粉症、4月前後の花粉症はヒノキ花粉症が代表的です。夏や秋にも季節性の花粉症があります。通年性であればダニ・ホコリが主な原因である事が多く見られます
鼻のアレルギー症状を抑えるため内服薬(主に抗ヒスタミン薬)点鼻薬の使用をしますが、注意点は内服薬の種類が多く、毎年のように新薬が発売されている点です

当院では最近のトレンド”眠気が少ないけど効く”に対応する処方をしております
”眠気の少ない薬は効果が弱い”と思われている方が多いのですが、数種類の薬を組み合わせることで”眠気が少ないけど効く”治療を実現しています

*花粉症の症状が重い場合は薬の効果が出るまでに時間がかかります。ひどくなる前に受診しましょう
*当院では患者さんに始めて処方する薬、効果が不明の薬は長期処方しません。まず2週間程度から使用していただき効果を見ます

内服以外の治療に関してはこちらの特集をご覧ください↓
鼻アレルギー治療特集


鼻出血
鼻の血管が切れると鼻血(鼻出血)が出ます。少量の鼻出血は、飲み込まないように顔を下に向けて、鼻に詰め物をして切れた血管を圧迫すると止まります。横になるとノドに血液が回りやすくなるので止めましょう
鼻出血の多くは鼻の前方にあるキーゼルバッハ部位と呼ばれる細い血管が集まる粘膜からのものです

小児の鼻出血の多くはキーゼルバッハ部位からの出血が原因です。特に10才未満はアレルギー性鼻炎を併発している場合が多く、鼻水、鼻づまり、くしゃみ以外にも鼻のムズムズ感があり鼻を頻回に触ってしまいます。鼻さわりから鼻血が出るという悪循環が多く見られます。特に寝室や就寝時に鼻血が出やすい場合はハウスダストやダニが原因とされています
治療:抗ヒスタミン薬の内服、舌下免疫療法 鼻さわりがなくなると出血回数は激減します

成人の鼻出血の多くもキーゼルバッハ部位からの出血です。アレルギー性鼻炎の関与は少なく、勢いのある動脈性の出血が多く見られます。大量に出血するとノドに回るだけでなく、反対側の鼻からも血が出てきます
予兆もなく急激に出血することがあり、強く・長めに圧迫すると止血しますが、再度出血する場合があります
治療:出血部位が明らかな場合は電気で切れた血管を焼灼する方法があります。当院では鼻に痛み止めの注射をしてから処置しますので安全です。出血部位がはっきりしない場合はまず、鼻の中にガーゼを何枚も挿入して止血します。数日後にゆっくり抜いて血管の状態を確認します。その後に電気焼灼する場合もありますし、止血している場合は経過を見る場合があります。ガーゼを大量に鼻に詰めると気分が悪くなる事がありますが、患者さんのご協力が必要です
以前は白血病などの血液の病気で鼻血が止まらないケースがありましたが、極めてレアケースです


副鼻腔炎(ちくのう症)
●急性副鼻腔炎
いわゆるカゼ症状に続いて、低い気温や湿度、疲労、栄養状態の悪さが重なると鼻やのどにいる細菌やウィルスから感染を起こし粘り気の強い鼻水が増加し副鼻腔炎を発症します
症状:汚い鼻水、後鼻漏(鼻水が喉に落ちる感じ)、鼻づまり、顔面痛、頭痛、歯痛、発熱
治療:薬の内服

まれに歯の感染が原因で起きる歯原性副鼻腔炎や、風邪をひいた状態で飛行機に搭乗し急激な気圧の変化が原因で生じる航空性副鼻腔炎があります。また、症状に乏しいものの人間ドックで副鼻腔炎と診断されることもあります。

妊娠中の女性は風邪をひいても受診を控える傾向があり、副鼻腔炎に移行してから来院される方が見うけられます。妊娠中は服用できる薬剤が限られているため早期の受診・治療をお勧めします。


●慢性副鼻腔炎
急性副鼻腔炎が改善しないまま弱い症状が持続したり、急性炎症を反復することで慢性的な炎症が生じます
症状:鼻づまり、後鼻漏、頭痛、頭重感、鼻茸(鼻のポリープ)が出来るとにおいを感じにくくなります
治療:薬の内服、鼻洗浄、鼻茸を伴う場合は手術(切除)
無症状でも人間ドックで指摘されることもあります



鼻腔異物
小児では6歳以下、特に2~3才の小児が鼻の中にBB弾・ブロック・ボタン・ティッシュペーパー・豆・花の種子、ビーズを挿入することが多く見られます。自己申告するか、家族が目撃しないと発覚しません。
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