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慢性上咽頭炎に対するEAT(Bスポット療法)

慢性上咽頭炎

上咽頭とは鼻の奥の部分、左右の鼻の穴が合流する場所からのどの奥(中咽頭)までの部分です。この部分が慢性的に炎症を起こしている状態が慢性上咽頭炎です

原因

カゼ等のウィルスや細菌感染などによって急性上咽頭炎が起き、完全に治癒しない状態が続き慢性化してしまったと考えられています。新型コロナ感染や新型コロナワクチン接種も原因の一つと言われています。

慢性化しやすい要因としては

①喫煙、粉塵・黄砂などの吸引
②寝不足・疲労・ストレス等での免疫力低下
③首回りが冷えた事による、のどの冷え
④口呼吸など、のどの乾燥

自分でできる治療法の紹介:セルフケア

まずはセルフケアからお勧めします!

①上咽頭洗浄

1日2回、生理食塩水を用いて行います。生理食塩水は水1Lに食塩を9g溶かしたものですが自作する場合は0.9%に正確に調整する必要はありません。水(蒸留水か精製水)250ccに食塩小さじ3分の1程度を溶かしましょう
座った状態で頭を60度以上後ろに倒すか、上向きに寝た状態で生理食塩水を左右の鼻の穴にスポイトで2cc程度入れます。鼻から入れた食塩水は口から出すか、そのまま飲み込みます。

市販されている上咽頭洗浄液。ネットで検索すると出てきます

  • ミサトールリノローション
  • 微酸性電解水:プレフィア、MSMプレフィア

鼻うがい用の洗浄液を上咽頭洗浄液として利用することも可能です

②鼻うがい

鼻腔全体の洗浄、粉塵や花粉・ホコリなどのアレルゲン物質を洗い流すことが主目的です
片方の鼻から入れて、もう片方の穴から洗浄水を出すものが主流。薬局で手に入ります

  • サイナス・リンス
  • ナサリン
  • ハナクリーン

③首の後ろを温める

首の後ろを温めると上咽頭の血流が改善します

  • 蒸しタオルや湯たんぽ(電子レンジで温めるタイプも販売されています)等を10分程度、首の後ろに当てる
  • 普段からスカーフ・マフラー・ストール等で首を冷えから保護する
  • 就寝時もタオル・手ぬぐいを首に巻く

首周りの血流が改善すると首コリや肩こりも改善します

④鼻呼吸

なるべく鼻呼吸をします。マスクをしていると息苦しくて口が開いてしまうことがあります

睡眠時に口が開いてしまう場合は口テープを利用する

  • マウスリープ
  • ネルネル
  • ナイトミン鼻呼吸テープ
  • セレブリーズ

舌の先を上あごに常時くっつけるように意識すると口が開きません

当院で受けられる治療法

上咽頭擦過療法EAT(Bスポット療法)
*痛みを伴う治療法です。鼻内麻酔併用も可能です

口から鼻の奥の上咽頭(Bスポット)に、咽頭捲綿子という曲がった綿棒に1%塩化亜鉛液を付けて塗ります。治療自体は1分程で終了します
※週に1回、10回程度の治療を1セットとしております
※初めての方には鼻内麻酔併用をお勧めしています。その場合は麻酔処置の時間がかかります

治療を希望される方は耳鼻科通常外来を受診してご相談ください。まず診察・検査を受けていただき、慢性上咽頭炎と診断された方のみ治療可能となります。明るく・前向きに治療を受けている方が多いクリニックです

参考文献:「つらい不調が続いたら慢性上咽頭炎を治しなさい」あさ出版
著者:堀田修

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